手先形状 ヘラvsハンド

数日にわけて書き込んでおりますよ、realteckです。

先日のROBO-ONEの余韻も覚めてきたところです。

ROBO-ONE本戦でベスト8の方々が会場の前のほうに紹介されたときに、ベスト8機体の特徴を探してみました。

印象的だったのは手先の形状がはっきり分かれていたことです。

今回の本戦ベスト8機は、

 手先が大型ヘラ(or手羽先) 3機 vs 手先がハンド(つかむ系の機構) 5機

でした。

大型ヘラは言うまでもなくあの機構で、表面積の大きさを武器に横パンチで圧倒的な威力を誇ります。

手先ハンドは三種類に分かれていて、グリッパー型、ハサミ型、特殊型(ガルキッドタイプ)に分かれるのかなあと思っています。

あくまで自分がわかりやすいように名付けているんで、一般になんて呼ばれているかわかりませんけど。

グリッパー型→手先の挟む部分に厚みがあり、洗濯バサミのようにしっかりした形状

ハサミ型→手先の挟む部分が薄く、まさにハサミといった形状

特殊型(ガルキッドタイプ)→閉じた状態ではヘラと同じだが、開閉である程度の大きさのものはつかめる形状。

で、結果から言えば特殊型が優勝してしまったわけなんで、次回以降に向けてまたまた勝手に考察した次第。

まず特殊型が圧勝したので、これが機構の面で有利だったという仮定のもと話を進めます。(操縦の上手い下手は触れられないです。)

攻撃で目立ったシーンは、低空からガシっと勢い良く掴み、半ば相手の足を引っ掛ける(厳密にはちゃんと掴んでいますが)ようにして、肩のトルクに任せてガバっと引っこ抜くもの。そして普通に横パンチも出していたというところ。このふたつができることは攻撃の幅を広げる大きな魅力です。

後者はまだパンチの撃ち合いでしのげるものの、前者は防ぎきれず負けていったプレイヤーも数多く・・・。

そんな中、有効な対策として見られたのは3つ。

1つは足に透明なフィルムのカバーをつけること。

今大会では対特殊型だけでなく、多くの足への攻撃対策という意味で多く付けられていましたが、前回より効果が薄かった気も・・・。

1つは大型ヘラで足ごとカバーしてしまうもの。

防御に強いものの常にカバーしきれず有効打が与えられませんでした。

1つはグリッパーで掴んでカウンターする方法。

これも現段階では思うようにすべての攻撃を返しきれなかった感じです。

それぞれが有効なのには間違いはないんですが、まだまだ伸びしろがありそうです。

今回の優勝の背景には、他チームが対策という対策が出来なかったことも大きいかと思います。それだけの機構を考えて使いこなせるというのは、さすがチャンピオンの一言に尽きます。

形状を無視すれば、手先で払うとかするのも有効かと考えましたが、どうなんでしょうね。

終わってみればベスト4の内、3機はハンドと前回と同じ結果に。ただそのハンドは大きく進化していたのもまた事実です。徐々に完成されてきた3kg級の限界はこの辺りなんでしょうか。

ともかくヘラオンリーやハンドオンリーでは攻撃が固定化されてしまったように思います。

モーションの工夫だけでは隠し切れない、絶対的な「機構の差」。ナチュラルポテンシャル。

これらを踏まえて次回は、「ヘラとグリッパー」を兼ねた機構が多く登場するのかなと思ったり。

例えば普段はシールドのようでいて、ハサミを開くときはカバーされている部分からにゅっと伸びたりとか。

あるいは大型ヘラ自体が2つにパカっと別れるとか。

ROBO-ONE最大の魅力って進化が止まらない点だと思います。次回も大いに期待(機体)です。行けないけど(笑)。

余談ですが仮にもし形状の固定化が大きく進むようなことがあると、操縦とかそういった面での駆け引きも始まって楽しい気もします。が、マンネリ化(技術進歩の停滞)が進むのはもっと避けたいです。

そろそろまた10kg級とかやったら面白いんでねーの?

そして今大会でもう1つ考えたいことは、投げ技と捨て身技の裁定です。このブログでは言及しませんけど。

でも3点ついての攻撃では無い投げ技はセーフだと思うんだよなー、と。

3点ついていても攻撃の意志の感じられない、赤い皇帝の定点ジャンプとかは捨て身じゃないよなー、と。

そんな独り言です。

以下個人的な話

知ってるか?こんな考察しながら明日は模試なんだぜ(えっ

第一志望はマーク模試で連続A判定でした。まあ浪人生のA判定は安心できるものでないですが。

大学入試をオーバーキルするつもりでがんばろうと思います。

次回のネタはまだ未定。新機体のちょっとした計画とか公開?いや、やっぱり未定です。

ではではまた次回。